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モルゲンロット、AIデータセンター向けに電力消費量からCO2排出量まで可視化するソリューションの提供を開始

〜データセンターが直面する電力・環境問題の解決に向けて事業を加速〜

Morgenrot

AIデータセンターなど、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)環境に特化したソリューション及びサービスを提供するモルゲンロット株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:森本竜英、以下「モルゲンロット」)は、データセンターが直面する電力消費と環境問題の解決に向けて、電力消費量の算出からCO2排出量の可視化まで対応可能なソリューションを、2024年11月下旬より段階的に提供開始します。

 

モルゲンロットは、これまでも以下のサービスを提供してきました。

 

データセンターなどHPCをジョブ単位で管理し、効率的な運用を実現する「M:Arthur™」

データセンターのGPUサーバーを、AIプロダクト開発や高度なシミュレーションを行う企業が時間単位で利用できるGPUクラウド「Cloud Bouquet™」

 

これらのサービスを通じて、さまざまな企業が最適な条件下で計算リソースを供給・利用できる環境を実現してきました。

 

しかし、生成AIやDXの爆発的な普及、GPUサーバーのハイスペック化に伴い、データセンターの電力消費量は増加の一途を辿っています。これにより、電力コストの増加や電力不足、新たな電力供給元の確保など、社会問題化する懸念が多く生まれています。モルゲンロットは、これらの課題解決に向けた取り組みの一環として、事業領域と提供サービスを拡大します。

 

この度、モルゲンロットはスペインのバルセロナに本拠地を置くEnergy Aware Solutions社(以下、EAS)と独占契約を締結しました。これにより、EASが開発する電力消費量を可視化するOSS「EAR Detective Pro」の導入から保守に至る一連のサービスを、2024年11月下旬より日本国内の企業向けに提供開始します。

 

【実現できること】

AIデータセンターなどHPC環境のサーバー事業者・管理者は、分散・並列処理の割り当てから電力消費量の算出までをジョブ単位で実行でき、シームレスに可視化できます。

ジョブ単位の電力消費量の可視化により、電力コストのコントロールや抑制、より計画的かつ効率的なサーバー運用が可能になります。

 

【2025年の展開】

モルゲンロットが開発した、AIデータセンターやHPC向けジョブ管理サービス「M:Arthur™」との連携機能を強化し、サーバー管理者がより簡単に運用・管理できる環境を提供します。

さらに、算出された電力消費量に伴うCO2排出量を可視化する開発を進め、データセンターにおけるCO2排出量を抑制・コントロールできる環境を提供します。

 

モルゲンロットは、これらのソリューション・サービスをEASと連携して段階的に開発・提供していくことで、データセンターにおける電力問題の解決はもとより、再生可能エネルギーの利用やカーボンニュートラルの促進に直接的に寄与すると共に、生成AIや高度な技術による人間社会の発展に貢献して参ります。

 

・ モルゲンロット株式会社について

「必要な時に必要なだけの計算力にアクセスできる世界を実現する。」をミッションに掲げ、企業の計算リソースの可視化・管理・最適化の実現、計算力のシェアリングにより、最適な計算環境の提供を目指すスタートアップです。大企業や研究機関などにおいてイノベーションのための計算力に対する需要が増大しており、今後更に計算力の不足が深刻化していくと予想されています。当社は大企業などが有する計算力の適切な管理を実現するとともに、計算力のシェアリングエコノミーモデルの確立により計算力不足という課題解決に取り組んでいます。

 

・ 会社概要

社名:モルゲンロット株式会社(MORGENROTとはドイツ語で”朝焼けの山頂”という意味)

代表取締役:森本 竜英

設立:2019年4月

本社:東京都千代田区麹町4-4-3 ピネックス麹町6F

 

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